系統的レビュー・メタ分析 · 2025
「ほかの人もしている」と伝えると、何が変わるのか
研究から分かること
事前登録した系統的レビューで、先進国の16歳以上を対象とする60論文・89研究(85,759人)を統合。ほかの人の行動や期待を伝える社会規範メッセージと、健康に関わる行動・意図への影響を検討した。小さい平均効果が見られたが、効果のある研究ほど公表されやすい偏りを補正すると、推定はほぼゼロになった。
どの条件まで言えるか
採用基準には行動意図も含まれ、全研究が実行動を測ったわけではない。対象や介入方法には違いがあり、受け手の認識が変わったかを調べた研究も少ない。学生の飲酒など除外した領域もあるため、健康行動全般や全種類のナッジへの結論には広げられない。
自分の場面へ、見方を広げる
「多くの人がしている」と案内する際は、誰を比較対象にし、何が伝われば行動につながると考えるのかを明確にする。内容の受け止め方、行動するつもり、実際の行動を分けて確かめる。
ここは研究をもとにしたNudge Product®の実践への提案です。
原典を読む
A systematic review and meta-analysis of the effectiveness of social norms messaging approaches for improving health behaviours in developed countries
Papakonstantinou et al.|2025
2025年9月22日公開の刊行版。出版社本文の方法・結果・考察を確認し、PMC収載本文でも書誌情報と研究範囲を照合。
論文・公式資料を開く ↗追加日:2026-10-29 / 本文の関連箇所を確認して紹介しています。